副業の経費記録の始め方|開業前のレシートも、実は経費にできます

副業の始め方

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副業を始めたばかりの頃は、経費の記録をいつから付けていいのか迷います。
開業届を出す前の支出は、もう関係ないと思っていませんか。
実はそこ、ちょっと違います。
今日は、記録を始めるタイミングと、最初の3ステップだけに絞って整理します。

ノートに副業の支出を書き留めているイメージ

そもそも「記録を始める日」はいつですか

多くの人は、開業届を出した日から記録を始めればいいと思っています。
でも実際は、引っ越しの荷造りと同じで、始める前からすでに準備は始まっています。
パソコンを買った、名刺を作った、勉強のために本を買った。
そうした支出は、開業届の前でも記録の対象になることがあります。

ここ、意外と見落とします。開業前だからと捨ててしまったレシートは、もう戻ってきません。

開業前の支出も「開業費」として記録できます

開業のために使ったお金は、「開業費」という科目でまとめて記録できる制度があります。
国税庁の説明では、開業準備のために特別に支出した費用は開業費として繰延資産にでき、任意の年に必要経費として償却できるとされています(国税庁の質疑応答事例「償却期間経過後における開業費の任意償却」による、2026年8月時点)。
道具箱に例えると、開業前に集めた道具も、開業後の道具箱にまとめて入れていいというイメージです。

ただし、生活費との線引きや、どこまでを開業費にできるかは、支出の内容や事業の実態によって変わります。
個別の判断は、税務署や税理士に確認してから決めてください(税理士法52条の関係で、個別の税務相談は税理士の業務にあたります)。

記録を始める3ステップ

やることを増やしすぎると、結局続きません。まずはこの3つだけで十分です。

  1. レシート・領収書を1か所にまとめる:封筒でもクリアファイルでも構いません。財布に入れっぱなしにしないのがコツです。
  2. 日付・金額・内容をメモする:レシートの余白でもノートでも大丈夫です。あとで見返したとき用途がわかれば十分です。
  3. 月に1回、まとめて表に写す:Excelでも手書きの表でも構いません。ためすぎると、料理の後片付けを1か月分ためたような状態になります。

先に結論を言うと、この3つを開業前から続けておくだけで、確定申告の時期がだいぶ楽になります。
経費の仕分けや請求書の管理をAIで効率化する方法は、副業の確定申告・経費管理をAIで効率化する方法でも紹介しています。

手作業からソフトへ切り替えるタイミング

ノートやExcelでの記録は、件数が少ないうちは問題なく続けられます。
ただ、取引先が増えたり、月のレシートが何十枚にもなってくると、後からまとめて入力するのがつらくなってきます。
このタイミングの見極め方は、会計ソフトは副業でいくらから必要かで詳しく整理しています。
実際にfreeeへ切り替える場合の登録手順は、freeeの登録・初期設定手順もあわせて読んでみてください。

開業費になりやすい例・なりにくい例

境目がわかりにくいので、よくある支出を目安として並べてみます。あくまで一般的な傾向で、最終的な判断は税務署・税理士に確認してください。

支出の例 開業費になりやすいか
仕事用のパソコン・ソフトの購入費 なりやすい(事業との関連が説明しやすい)
名刺・チラシなど広告関連の印刷費 なりやすい
開業準備のための書籍・セミナー代 なりやすい
家賃・光熱費のうち生活で使う分 なりにくい(家事按分の判断が必要)
開業と関係のない私的な買い物 なりにくい

まとめ

経費の記録は、開業届を出した日からではなく、準備を始めた時点からもう始まっています。
レシートをまとめる、メモを残す、月1回表に写す。この3つだけを、まず続けてみてください。
件数が増えて手作業がつらくなったら、そこが会計ソフトへの切り替えどきという気がします。

ユウ

経営×AIの実務家。外資系コンサル→中堅企業の経営幹部として上場を経験→現在はコンサルで経営管理PJをリード。実務で「経営×AI」の導入を推進する中で得た知見を、副業・生産性向上に使える形で発信しています。

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