「とりあえず無料テーマで始めればいいや」——副業ブログを始めるとき、多くの人がそう考えます。実際、それで正解です。ただ、そのまま更新を続けていくと、ある時期から急に「思っていたのと違う」という壁にぶつかります。

荷物が少ないうちは、小さい部屋でも困りません。ブログも同じで、記事数が少ないうちは無料テーマの機能で十分にまわります。問題は、荷物(記事や機能)が増えてきたときです。ここで無理をすると、見た目が崩れたり、欲しい機能がなかったりして、作業が止まります。
ここでは、無料テーマを使い続けたときに起きやすい失敗を、具体的な場面ごとに見ていきます。先に結論を言うと、原因のほとんどは「記事数が増える前提で設計されていない」ことに集約されます。
記事が増えると、一覧ページの表示が崩れる
無料テーマの多くは、数十記事程度の運営を想定して作られています。なので、記事が100本を超えたあたりから、カテゴリー一覧やタグページの表示が重くなったり、サムネイルの並びが崩れたりする報告が目立ってきます。
これは棚に本を詰め込みすぎて、扉が閉まらなくなる感覚に近いです。テーマ側の設計を超えた量を積むと、どこかで無理が出ます。
対策としては、記事数が増えてきた段階で一覧ページの表示速度と見た目を定期的にチェックすることです。ここ、意外と後回しにされがちです。放置すると、読者が離脱してから気づく形になります。
スマホでの表示崩れに気づきにくい
無料テーマは開発体制が小さいことが多く、iPhoneやAndroidの新しい機種・新しいOSのアップデートへの対応が後回しになりがちです。パソコンでは問題なく見えていても、スマホだと文字が枠からはみ出す、ボタンが押しにくい、といったことが起こります。
読者の大半はスマホで記事を読みます。ここが崩れていると、気づかないうちにアクセスの多くを取りこぼしている、ということになりかねません。
月に一度は自分のスマホで表示を確認する。これだけで発見できる不具合は意外と多い気がします。
欲しい機能が「テーマにはない」ことに後から気づく
関連記事の自動表示、目次の自動生成、パンくずリスト、構造化データへの対応——こうした機能は有料テーマだと標準で入っていることが多いのですが、無料テーマでは一部しか対応していない場合があります。
これは料理の下ごしらえに近い話です。下ごしらえの道具が足りないと、途中で「あ、これがないと先に進めない」と気づいて手が止まります。ブログ運営でも、記事数が増えて内部リンクを整理したくなった段階で、関連記事機能の弱さに困るケースが多いようです。
プラグインで補える機能もありますが、プラグインを増やすほど表示速度が落ちやすくなる、という別の悩みが出てきます。ここは一長一短です。
デザインカスタマイズの限界に、途中でぶつかる
無料テーマはカスタマイズ範囲が決まっており、公式が用意した設定項目の外に出ようとすると、CSS(見た目を調整するコード)を自分で書く必要が出てきます。そこに時間を使うなら、本業や案件対応に使ったほうが割に合う、という判断もあり得ます。
「ちょっとここだけ直したい」が積み重なると、気づかないうちに数時間が消えていた、という経験をした人も多いはずです。ここだけ覚えて帰ってください——デザインの微調整は、想定より時間がかかるものだと思っておくくらいの感覚でいたほうが安全です。
サポートがなく、不具合の原因調査に時間がかかる
有料テーマには公式サポートやユーザーコミュニティが用意されていますが、無料テーマは開発者個人が善意で対応しているケースが多く、返信までに時間がかかることがあります。表示が崩れる原因の多くはキャッシュや古いプラグインとの相性なので、まずテーマ変更でよくある失敗・注意点のキャッシュ削除の手順から確認すると、切り分けがしやすくなります。
まとめ:無料テーマの限界に気づくタイミングは3つ
ここまでの内容を整理すると、無料テーマの限界にぶつかりやすいタイミングは、次の3つに絞れます。
- 記事数が増えて一覧ページの表示が重くなったとき
- スマホでの表示崩れに読者より先に気づけなかったとき
- 関連記事や目次などの機能が足りず、プラグインでも解決しにくいとき
この3つのどれかに当たったら、無料テーマを使い続けるか、有料テーマに切り替えるかを考えるタイミングだと思って良さそうです。実際に無料と有料のどちらが向いているかは、WordPressテーマの無料と有料の違いで料金や機能の差を整理しています。切り替えを決めた場合の具体的な手順はCocoonから有料テーマへの移行手順にまとめました。あわせて読むと、今のタイミングで判断しやすくなるはずです。


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