WordPressのテーマを変えるとき、「デザインが新しくなる」くらいの気持ちで作業を始めていませんか。実はテーマ変更は、引っ越しの荷造りに近い作業です。段ボールに詰め替えるだけのつもりが、家具の配置や配線まで組み直す羽目になる。それと同じことが、ブログでも起きます。

ここでは、テーマ変更でつまずきやすいポイントを具体的に見ていきます。先に結論を言うと、原因のほとんどは「テーマ固有の機能に頼りすぎていたこと」に集約されます。
装飾ブロックが引き継げず、記事がガタガタになる
一番多い失敗がこれです。CocoonやAFFINGERには、テーマ専用の吹き出しや囲み枠、装飾ボタンが用意されています。便利なので使い倒すのですが、テーマを変えた瞬間、その専用パーツだけ表示が崩れます。
荷造りでたとえるなら、備え付けの棚に合わせて服を畳んでいたのに、新居に同じ棚がなかった状態です。畳み方そのものが通用しません。
対策はシンプルで、装飾は汎用のブロックエディタ標準機能で組むか、多用したページだけ事前にリストアップしておくことです。ここ、意外と後回しにされがちです。
パーマリンクをうっかり触って、リンク切れが起きる
テーマ変更のついでに「サイト構造も整理しよう」と欲を出すと、パーマリンク(記事ごとのURLの形式)まで変えてしまうことがあります。これは検索順位に直結する部分なので、触るなら慎重に。
過去に貼った内部リンクやSNSでのシェアURLがすべて無効になり、せっかく育てたページの評価がリセットされる、ということも起こり得ます。テーマ変更と構造変更は、できれば別のタイミングに分けたほうが安全な気がします。
バックアップを取らずに切り替えて、戻せなくなる
料理でいえば、下ごしらえを飛ばしていきなり本調理に入るようなものです。うまくいけばいいのですが、失敗したときに元の状態へ戻す手段がありません。
最低限、テーマ切り替え前にサイト全体のバックアップを取り、可能であればステージング環境(本番とは別の確認用サイト)で表示を確認してから公開する。この一手間で、後の焦りがかなり減ります。
高速化・キャッシュ設定がリセットされ、表示が乱れる
テーマには表示速度に関わる独自設定が組み込まれていることが多く、切り替えるとキャッシュ系プラグインとの相性が変わります。なので、テーマ変更直後は一度キャッシュを完全に削除してから表示確認をしてください。
ここを飛ばすと、「変更したのに画面が崩れたまま」と勘違いして、原因探しに余計な時間を使うことになります。
スマホ表示の確認を後回しにする
パソコンの画面できれいに見えても、スマホでは崩れている。これもよくある話です。読者の多くはスマホで記事を読むので、ここが崩れると機会損失がそのまま発生します。
公開前に、実機かブラウザの表示確認機能でスマホ表示だけは必ずチェックする。ここだけ覚えて帰ってください。
「せっかく買ったのに」で判断を先延ばしにする
今使っているテーマが有料だった場合、「もったいない」という気持ちが判断を鈍らせます。ただ、道具箱と同じで、今の作業に合わない道具を使い続けるほうが、長い目で見ると時間のロスになりやすいです。
どのテーマを選ぶか自体で迷っている場合は、比較の基準を先に整理しておくと判断がぶれません。SWELLとAFFINGERの比較記事で、機能面の違いをまとめています。実際の購入・導入の流れはWordPress有料テーマの購入・導入手順で解説しました。あわせて読むと、変更前の準備がしやすくなります。
まとめ:変更前のチェックは5つだけ
ここまでの内容を整理すると、テーマ変更前に確認すべき点は次の5つに絞れます。
- 装飾ブロックを多用したページを事前にリストアップする
- パーマリンクは変更しない(触るなら別タイミングで)
- 切り替え前に全体バックアップを取る
- 切り替え後はキャッシュを完全削除して表示確認する
- 公開前にスマホ表示を必ずチェックする
副業でブログをやっていると、作業時間は限られています。だからこそ、行き当たりばったりで触らず、上の5つだけ先に確認しておく。それだけで、テーマ変更にかかる手戻りはかなり減らせるはずです。副業ブログの環境づくり全般についてはAIで副業ブログを始める方法もあわせて参考にしてください。


コメント